アトリエNOBU雑記

母の悲劇

悲劇の始まりは7月3日だった。

その日、一台の長年愛用された自転車が忽然と姿を消した。
母はひどくショックを受けた。。。


翌々日の7月5日。
自転車を盗られた母は、しかたなく娘の自転車を使って買い物に出かけた。

そして、コケた・・・

腰と背中と頭を強打した。
聞けば、30代前半の私でさえ登ろうとは思わないような急な坂道を登ろうとして、
自転車ごと後ろにひっくり返ってしまったとのこと。

唖然としていると、
いつも途中までは登れるのよ~とすましている・・・が、かなり痛そうだ。
数日はムリしないでよ!!ということで、母は母なりに慎重に行動していた。。。と思う。


・・・が、


その数日後、最大の悲劇が待ち受けていた。


早朝、私と姉を呼ぶ弱い声。

ズボン、穿かせて・・・
そう、ぎっくり腰になってしまったのだ。しかも、かなり重度なヤツに。

比較的座面の高いイスに10分くらいかけて何とか座らせ、今後の対策を練った。
母:タクシーで病院に行くわ (連れて行って)
姉:動けるの?
私:タクシーのシートに座れる?
母:・・・・ムリ・・・かもね

車イス借りる?・・・・ 座れるかな?・・・・・ イタタッ・・・・・


結局、どうしたかって?

かかりつけの病院の先生(内科)に相談したところ“とりあえずウチで診ましょう”ということになり、その病院までソロソロと歩いて行きました。
普段は10分くらいで着ける距離を1時間近くかけて。。。
母、がんばりました!!
可哀想じゃない! 酷いじゃない!!とお叱りを受けそうですが、
腰を下ろすことが出来ないニンゲンを移動させる方法が思い浮かばなかったんです。



そして内科の先生にタクシーに乗れるようにと痛み止めを注射していただき、なんとか整形外科の病院に辿りつくことが出来たんですが、車の振動も腰に激痛が走るようで、、、

ぎっくり腰は本当に・・・本当に大変だなぁ



一週間近く経った今、ため息程度だと痛くなくなってきたそうです。
ただ笑うと痛いらしいんですけどね。
昨日は5分、今日は10分程度、ゆっくりしたペースで散歩することも出来るようになったし
徐々に良くなってきているようで、ちょっと安心できるようになったけど、

しばらくはムリをせず過ごしてくださいね、母さん。


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